ICL（眼内コンタクトレンズ）手術を受けた体験談

こんにちは、Ｆラン卒メガバンク行員の攻め子です。

※この手術を受けたのは、2019年の1月ごろの話です。

指原が受けたことで話題の、ICL（眼内コンタクトレンズ）手術。

やってみたいけど迷っている方、興味がある方のご参考になれば幸いです。

 

当時の視力、ＩＣＬを受けるまでの経緯

 

私の当時の視力は右目：0.7左目0.4の乱視が入っている状態。

大学卒業後までは両目0.7をキープし、運転免許証も裸眼でした。

しかし、ＰＣでの仕事、スマホ依存のため視力はどんどん低下・・・

 

研修のホワイトボードの字が見えない、朝礼の時の行内ニュースが見えない、友人の結婚式のスライドが見えない・・・

こんな状況であったためメガネを作りました。

でも、メガネをつけるのがとてもいやだったんです。

 

私は鼻が高いのですが、それが原因なのか、メガネ跡が残ってしまうのです。

そこからシミにまで発展しそうな勢いでメガネ跡がくっきり残ってなかなか取れない・・・

これは常時つけるわけにはいかないとなり、コンタクトを導入してみました。

 

 

28歳で初めてのコンタクトレンズ。（右－１．７５左－１．００）

目が小さいと自覚はしていたものの、目が開かないし、怖くて目に力が入ってしまいなかなか入らない。

涙涙でやっとコンタクトを入れたけれどドライアイを併発しているため夕方には目がゴロゴロしてくる始末・・・

 

コンタクトも「ここぞ！」というとき以外はつけまいと決意しました。

そのため、普段は裸眼で過ごしていました。

裸眼で過ごす日々は、世界がなんとなくぼやけて見えるので、自分の顔も美しく感じます笑

 

ただ、銀行の仕事をする上では書類の細かい指示をきちんと読めないと話になりません。

ミスも連発してしまい、

 

 

 

 

と決意したのです。

 

そもそもICL（眼内コンタクトレンズ）とは何？？？

スタージャパン合同会社のパンフレットより。

 

 

眼内コンタクトレンズの事。

よく、レーシックの事？って聞かれますが、

レーシックは角膜を削って屈折を調整するのに対して、

ICLは目の中にコンタクトレンズを入れちゃう手術です。

だから、取り外しが可能！

これは、なんの意味があるかというと、

例えば過矯正と言って、視力を矯正し過ぎてしまうと、

それによる平衡感覚とか、脳への影響を受け過ぎてしまう人がいるそう。

そもそも術前にそうならないように、しっかりと検査を受けるんだけど、

稀にそーゆーことがあった時は取り外すことが出来ます。

又、どんなに近視や乱視を矯正したところでも、老眼は避けることはできないそう。

ICLでは、屈折調整をしますが、

老眼は遠近のピント調節が加齢により衰える為とのことです。
その為か、手術を受けられる年齢に制限があります。

45歳からだと、この老眼との調整が必要になってくる為との事です。

 

実録！ＩＣＬ手術！！！

※目を開くためのものを付けたくらいで、実際は裸じゃないよ。

 

いきなり出鼻をくじかれた涙

まずは検査！

私は、指原が受けたという神戸神奈川アイクリニックにて2018年12月に予約をしていました。（ミーハーです）
予約1週間前にこちらから着信。

予約確認かな？と思いきや、

と粘りましたが、予定している手術だけ行い退職するとの事。

振り出しに戻る。

それでも、やっぱり今の生活は辛い・・・

ICL熱がこれで若干冷めてしまいましたが、

相変わらずコンタクト付けるの嫌だし、メガネは鼻に跡がつくのが嫌だしで、

他の医院を探すことにしました。

私の場合、乱視があるので、大体どこでも乱視の場合は費用が＋10万円。
うん、しょうがない！！

勤務は都内なので、都内の医院で探すことにしました。
ICL認定医のいる医院を検索。

ということで、山王病院のアイセンターですることにしました。

いざ、山王病院へ。

 

初めて行ってみておったまげ！
病院のど真ん中にグランドピアノ！！！
これが演奏されている姿を結局一度も見ませんでした(´;ω;｀)

そして、何よりすんごい混んでる混んでる！
初診は予約じゃないからってのもあったかもしれないけれど、会社の営業の隙間になんて考えなくてよかった。
午後休とって良かったよ。

一階の受付してもらうまでに数10分、
二階のアイセンターで受付して呼ばれるまで一時間以上は待ったかな？

まずは、検査

視力検査の専門の人が検査をしてくれます。

視力検査は、普通のCがどっちを向いているのかってゆーのと、

線が濃いかどうかってやつを、細かーくやります。

この時に何度も瞳孔を開くための目薬を点眼します。

その後、風船がぼやけたりハッキリしたりするやつと、

眼圧をはかる緑の光を見てボワッとあの風が吹くやつと、

目の形をはかるために目のマークのついた機械に目を突っ込んで赤くなるのを見ました。

 

それで目のカーブをはかるみたい。

目の撮影もしました。
これで、かなり精緻な視力がわかるそうな。

 

そして医師とご対面！

山王病院は、清水先生と五十嵐先生という先生がいるのだけれど、

清水先生に見てもらうには紹介状がないといけないみたい。
私の担当医は五十嵐先生になりました。

そして、データを見て、私の目を見て、「受けられますねー」との事。
そこで、リスクや今後のスケジュール等々説明を受け、

次回にはもう手術を受けられるように手術や入院のための書類関係の手続きをやりました。
あ、時間があり精緻な検査を当日にやれたので、

次回はもう手術です！
他のHPでもあるように、
この手術自体は片目10分程度で終わるものなので、

日帰りで退院できます！

本当はダメだと思う。点眼忘れ。

手術3日前からは朝昼夕寝る前に

「ガチフロ」という抗菌の目薬を差します。
実は、私はこれを前日に気がついて、

前日から差し始めました。

先生には黙っていました。
あと、手術同意書と保証人の同意書を記入します。私の場合は主人に記入してもらいました。

手術当日

コンディションは最悪でした。

なぜならこの時に母の介護が発生し、重ねて私は風邪をひいてしまったからです。

手術は毎週水曜日に行っているとのこと。

朝8時半に山王病院まで来てくださいと。
休暇で朝ゆっくり起きることに慣れてしまっていたため、

又熱も３７度台前半ということもあり、前日は早めに寝ました。

 

が、頭痛と頭が熱くて熱くて夜中３時に目が覚めてしまいました。

そこからアイスノンをするも眠れず。
仕方ないので「頭熱い」などで検索したり、漫画を見たりして眠くなるまでうだうだしていました。

 

そうこうしているうちに次に起きたのは６時半。
６時５５分の電車に乗らなければと思っていたので、

顔を洗ってマスクをして着替え軽く食事をしてGOです！！
※手術当日の注意事項としては、７時半までに軽く食事は済ませてねとのこと。

 

直接入院受付窓口に向かいます。
ここでは入院関係の同意書を渡します。
あなたのお部屋は５０４ですとのこと。

 

このまま直接アイセンターに向かってくださいと。
予約票と診察券と手術同意書をもってアイセンターへ。

 

８時半ピッタリにならないと、ココの窓口は開かないそうな。
アイセンターの前に、同志かな？若い男性や女性が数名、座って待っていました。
８時半。ドアが開きます。そこで、自分の名前を告げます。一度受付をして、同意書を渡します。
そして半日間入院する病室へ。

 

私の入ったところは、山王病院のなかでのグレードは下の方なのかな？
多分、Eのお部屋でした。
室料は、３５０００円とのこと。
これは、手術の費用に全てこみこみです。

 

これで下から数えた方が早いんじゃ、A室っていったいどんな部屋なのよ！？
山王病院っていうと、芸能人が出産するところってイメージがあるかもしれません。
確かに、芸情人なんかはA室に泊まるんでしょうね。

 

そして、メディカル会員権を買って、診察も待つことなく優先してもらえるんでしょうね！！
お金があれば、こういうところのメディカルクラブに入っておくと、いろいろメリットを享受できるようです。

話が逸れました。
そして、自分専用の看護師が付きます。

 

私、身長170センチだけれど、看護師さんもかなり大きい方でした。
あ、とってもいい方でしたよ！

まるでコンシェルジュ！
お部屋にはテレビとお風呂とトイレが付いていて、

いわゆる、広ーいビジネスホテルのような感じ。
着替えておしっこを済ませて看護師さんを待ちます。

頃合いを見計らって看護師さんが来ました。
この時に目薬を差します。この時はガチフロだったかな？
血圧と体温を測ります。

参考までに、

と聞いてみたところ、

しぶしぶ体温を測ってみたところ、
３６．８度でセーフ！！！！
血圧も大丈夫そうでした。

そして診察室へ。
診察室には私と同じような格好をした男女約５名が待っていました。
私は手術４番目とのこと。

診察に呼ばれます。
この時、五十嵐先生と清水先生と初のご対面！！
清水先生が何やら色々患者ごとに指示を出しています。

私の場合は視力は近視がどうのこうのというよりも、乱視に焦点を当てて！

みたいなことを言っていました。
目の状態を見て、手術自体はGOできそうとのこと。
頭が熱かったので、冷えピタを貼って診察は受けました。
看護師さんが、熱があるのか聞いてきたけれど、熱は大丈夫ですから！と押し切りました。
そして看護師さんから何度か瞳孔をひらく目薬（ミドリンP点眼液）を差されます。

「うん、開いてる」と言われました。

診察が終わったら一度病室へ。

私の番が近づくまで休憩していていいみたい。
猛烈にのどが渇いていたので、7階の売店にOS1とお水を買いに行きました。
瞳孔が開いていてまぶしく感じたため、部屋を暗くして小一時間眠りました。

そしてまた看護師さんに呼ばれ、いざ手術へ！！
その前に、精神を安定させるための抗不安薬（ジアゼパム錠２ｍｇ）を飲みます。

手術前の緊張や不安を和らげるためとのこと。

呼ばれて行きましたが、私の前の前の人が手術をしているところでした。
髪の毛ネットで髪をまとめます。
血圧を測ります。

これは、手術直前まで血圧計をつけておいてとのこと。
手先の体温が低すぎたためか脈が測れず。
「緊張しているのかな？」と看護師さん。「ハイ」と私。
指を変えて再度測りました。

腕と足の甲に、自分の名前の書かれた名札を貼られます。
手術中は目を押されたりするけれど、1点を見つめてくださいとのことです。

黒目の位置を固定しないと手術できないとのこと。
私の前の人とカーテン越しに待合にて待つこと数十分。
急に尿意が・・・

看護師さんに言って、トイレへ。
戻ってからもしばらく待ちました。

前の人の手術が終わったようです。
終わってからすぐに私の名前も呼ばれます。

いざ、手術！！

「お願いします」と告げ、手術室へ。
手術室は、イメージ、歯医者さんの椅子をイメージしてみてください。
あれに座って横になる感じです。

座ってすぐに、「まずは左目から始めます」と言われました。
そして、穴の開いた布のようなものを左目の上にかけられて、無理やり瞼を開かれる感じでした。
ずーっと光を見つめていてくださいと指示がありましたが、術中、目を押されたりしてなかなかできていなかったかもしれません。
この時、目の洗浄のために細いチューブのようなもので目に水をかけられます。
私はこれが一番嫌でした。なんかかゆい？まつ毛に引っかかる感じ？
なぜかむせる感じがしました。

そしてがちゃがちゃ目をいじられて、「あ、今、レンズ入ったな」ってのが分かりました。
そこからまた洗浄やらがちゃがちゃやって左目終了ー

これと同じように右目もやりました。
手を組んで、呼吸を整えるようにして、
なるべく落ち着いて手術を受けるように心がけました。
「吐く息に意識、吐く息に意識」ってのを考えながら受けました。
パニックになってしまう人もいるんじゃないかと思います。

そして手術は無事終了ー
花粉症用みたいなゴーグルで目の保護を行います。
このゴーグルは当日は寝るときもつけてくださいとのこと。翌日に返却してねと。

すぐにお昼の時間です。

トマトがおいしかった！！

残さず食べました。

ただ、体調は最悪です。

熱っぽい・・・

看護師さんがアイスノンを持ってきてくれました。天使！！
食後にダイアモックス錠250ｍｇ、アスパラカリウム錠300ｍｇを飲んで、

ガチフロ（抗菌）、リンデロン（抗炎症）の点眼を行います。

錠剤は、ダイアモックスは利尿、眼圧低下、脳の異常な興奮の抑制に効果があるとのこと。
アスパラカリウム錠は、重い吐き気や下痢、カリウム摂取不足、手術後のカリウム補給に用いるとのこと。

心臓や筋肉の働きを調節したり、体の酸とアルカリのバランスをとる作用があるとのこと。

この利尿作用がすごい働いて、体中の水分がおしっこで出て行ってしまった感じ！！
何度トイレに行ったことか！！！

数十分ほど休憩をして、また診察室へ。
そこで視力検査を行います。全体的にまぶしく感じました。

あと、ハローグレア現象がさっそく現れました。

こんな風に、光の周りにぼやーっと光の輪ができて見えました。（この状態は半年近く続きました）

術後から、視力はあるのを感じていましたが、

直後に１，０～１．５は出ているとのことでした。
特に炎症や失敗もなく良好とのこと。

また明日朝一で予約して経過観察です。
今日はお風呂も入れなければ顔はもちろん洗えません。髪も3日は洗えません。（美容室なんかはOK）
また、今日は近くのものが見えにくいとのこと。確かに、スマホの画面がぼやけていました！！

手術翌日以降

翌日

熱は３６．８度と、この日も朝は体温がそれほど高くなかったです。
寝相でゴーグル外れちゃってた・・・
しかも、一瞬瞼触っちゃった・・・痛い・・・
落ち着いたところで薬と目薬やって同じ電車で山王病院へ。

あれ、昨日のメンバーが全員はいないぞ！？
朝一じゃないのかな？？
すぐに名前を呼ばれ、視力検査、眼圧、風船のやつ、写真等取られました。

この時にゴーグルも返却します。
そして診察。五十嵐先生だけのようです。
まぶたを触っちゃったこと言いました。

目の状態を見て、「特に傷がついているわけではないので大丈夫ですよ」とのこと。
視力も、両目で１．５ほどでているとのこと。

この日は翌週の予約をしてすぐに終了しました。
まあ、すぐにと言っても予約から1時間以内に帰れたという意味です。
まだ、瞼あたりを触るのは怖い感じですね。

今日から顔を洗ったりはできないけれど、お風呂には入れるとのこと。
もう近くのものは全然普通に見えています！！
髪もあと2日洗えないけれど、美容室はOKなのでこのまま南青山の美容室へ・・・

手術3日目

相変わらずのハローグレア現象。パソコンの画面が明るく感じるなど、後遺症なのか？を感じております。
瞼はまだまだ怖くて触れません。相変わらず経口薬と目薬の日々。

手術4日目

相変わらずのハローグレア現象。パソコンの画面は普通に見えるようになった！！また、強い太陽の光はまぶしく感じます・・・
今日から洗顔、洗髪OK！！でも、まだアイメイクが怖くてできません。瞼を触るのが怖い・・・
経口薬と目薬は相変わらず。

手術5日目
今日で経口薬が終わります。相変わらずのハローグレア現象。これは、1カ月くらいは続く可能性あるとのこと。人によっては数カ月！？
瞼にそっと触れてみましたが、痛みはもうないかも！！

手術6日目
まだ一週間たっていませんが、仕事の都合で1週間後の経過観察を診るために山王病院へ。
本日は13時半の予約。まあまあ混んでました。終わったのは・・・15時過ぎくらいかな？割とすぐ名前を呼ばれていつもの検査です。
そして診察。視力は両目で１．５出ているそう。

乱視も矯正できていると。傷もないので良好と。

ハローグレア現象は、眼内コンタクトはもともと水分を含んだコンタクトレンズだけれど、
それがさらに水分を含んで目になじむまではどうしても出てしまうとのこと。

いわゆる反射しすぎる状態だからとのことでした。
先生は、1週間くらいでとおっしゃっていました。
そして、今日処方されたのは安定のガチフロとフルメトロン。
フルメトロンはステロイドだよね？眼圧大丈夫？と、知っていることだけで心配してみた。
残っているガチフロから使った方がいいのか薬局の人に聞いてみたら、一週間前とか古い奴はもう捨ててくださいと。
え、目薬ってそんなすぐ捨てちゃうもんなの！？

ハローグレア現象は半年近くまで細々と続いた

だんだんと、光の輪の主張は弱くなっていきましたが、

完全になくなるまでに半年くらいはかかりました。

そして、1年後の視力は1.5まではでていなものの、1.2と、とても良好です。

 

私はやって本当に良かったと思っています。

お値段は80万位かかってしまいますが、視力に対するストレスと日々のメンテナンスを考えたら

やって損はないと思います。

 

リスクはもちろんあるのでそこは慎重に考えた方がいいと思いますが、

私はやってよかったと思っています。

 

とっても長くなりましたが、このブログが参考になれば幸いです。