失敗が怖い!?息子に舌小帯・上唇小帯の手術を決めた6つの理由(生後2カ月)

  • 2023年4月26日
  • 2023年5月23日
  • 育児
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口元に乳首を近づけてもギャン泣きで拒否されます…
そんな時は母親として失格の烙印を押されてしまった気がしてメンタルに響きます…

 

・わが子が母乳を飲んでくれない
・咥えられると痛い
・飲んでいるうちにつかれて寝てしまう

 

出産してすぐにぶち当たった壁が、コレでした。

私は、運よく生後1カ月で母乳教室の助産師さんに舌小帯短縮症(+上唇小帯短縮症)の可能性があるから赤ちゃんがミルクを飲みにくいのかもしれないとアドバイスをしてもらうことができました。

舌小帯短縮症とは、舌の下にある膜(=舌小帯)が強く張っていて、舌が自由に動かせない症状
上唇小帯短縮症とは、上唇の裏にある膜(=上唇小帯)が強く張っていて、上唇をめくりにくい症状

※普通の赤ちゃんと比べて、舌が使いにくい(乳首に巻き付きにくい)+上唇がめくれない(奥まで咥えられない)という2重のハンデを背負っている

 

助産師さん
「舌小帯と上唇小帯の手術をすることで、授乳を改善できるかもしれない。でも、普通の小児科では切らなくて良いと言われる」


「????」

実は、舌小帯(上唇小帯)の手術は賛否両論なんです。

 

基本的には小児科の医師は手術が不要だと言っているけど、調べてみると手術を推奨している病院もあったり、助産師や歯科医では手術をおススメされたり、ネット上には手術したってコメントも見かけるし、欧米の方でも手術が一般的なんて情報も…

 

そこから、手術をうけさせるべきかどうか非常に迷い、ネット、YouTube、一部文献、舌小帯についての本(kindle)など徹底的に目を通しました。

で、結論としては私は息子に手術を受けさせるという決断をしました

 

専門の医者どうしでも、「手術すべきだ!」「いや様子を見るべきだ!」って意見が分かれているんです。

一般人の私たちは、どっちが正解か見当もつかないですよね…

あまりにも情報がバラバラで、情報収集がハードすぎたので、同じように手術をうけさせるべきか迷っているお母さん、お父さんに少しでも参考になればと思い、ある程度の情報を整理したつもりです。

 

ちなみに、私自身のポリシーとしては全員に手術をオススメとかではありません

ただ、医師の意見が分かれている以上は、手術するにもしないにも、今アプローチできる情報を得たうえで、自分の意思で決めた方がいいのでは…?と思っています。その方が後悔しないと思うからです。

 

私も最初はイメージだけで、「こんな小さい赤ちゃんに手術!?失敗したらどーしよう、めっちゃ怖い…」と思いました。

そんな私が、なぜ舌小帯(上唇小帯)の手術を決めたのか?を中心に、紹介していきます。

 

目次

私が舌小帯・上唇小帯手術を決断した6つの理由

 

①哺乳不良が改善する可能性がある

私の本来の舌小帯と上唇小帯手術の目的は、
”before:ぜんぜん母乳を飲んでくれない⇒after:ほぼ完全母乳より”を達成することです!

ただし、日本の小児科学会では舌小帯の手術では哺乳不良は改善しないとの立場です。

にもかかわらず、私が「いけるかも!」と期待したのは、
日本でも493例のうち、9割以上の赤ちゃんの哺乳不良が改善したというデータ
しかもつい数年前のものが存在したからです。
(この記事の途中に記載しておきましたので参考にしてください。)

 

↓の動画は、アメリカの舌小帯手術を専門的に行っているクリニックが作成したものですが、どうして舌小帯短縮(上唇小帯短縮)だと母乳育児が難しいのかというのがとっても分かりやすいです!(字幕アリ)

 

この動画を見ると、「舌が自由になれば母乳育児ができるようになるかも!」となんとなく希望が見えます。

実際に、手術後にどーなったかも体験談として記載していきますね♪

 

②放置すると”舌たらず”になるリスク

ググってみると芸能人だとお笑いロッチのコカドケンタロウさんなどが有名みたい。
友人にも「サシスセソ」がうまく言えない人いました。

個人的には、これはかなり深刻な問題だと思っています。

まず、舌足らずの状態のまま大人になってしまうと、正常な発音には戻れない可能性があります。

舌足らずのデメリット

・活舌が悪くなり、言葉が伝わりにくいケースがある
・英語などの発音が困難
・少し稚拙に見えてしまう

これによって、対人関係に苦手意識が生まれたり、自己肯定感が下がったり、英語を話すことができなかったり…

将来の就職とかも、人前で話す職業だったり、通訳だったり、声優とかは厳しいだろうし、選べる道がかなり制限されてきます。

もちろん、恋愛とかにも影響がありそう。

つまり、人生まるごとハンデになってしまいます。

一方、母乳育児のメリットは子供時代までしか恩恵がないなんてデータも。

身長・体重・肥満度(BMI)と血圧について6才半時点で調べたところ、母乳で育った子どもと粉ミルクで育った子どもで、違いが現れなかったのです。11才半と16才時点でも同じ結果が出ているので、母乳は子どもの肥満防止には効果がない、と考えられます。(中略)

生後1年には母乳育児にアトピー性湿疹(しっしん)を減らす効果があると先ほど申しましたが、残念ながら6才半時点と16才時点では、アレルギー・ぜんそくを防ぐ効果は認められませんでした。
知能発達についても16才時点では、母乳育児のほうが優位になるという結果は得られませんでした。

東京大学大学院経済学研究科教授山口慎太郎先生 https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=68636

つまり、母乳育児よりもはるかに重要だと個人的には思います。(もちろん母乳育児ができたらサイコーですが…)

 

ただし、舌小帯短縮症でもほとんどの子が成長とともに改善するので、必ずしも舌足らずになるわけではありません。

その為、小児科学会の治療方針では5歳以降に発語障害の症状が出てから手術をするようになっています。

でも、「本当に5歳まで待つべきなの??」と思う方は是非とも読み進めてください。

③歯並びが悪くなるリスク

舌小帯の異常による歯並びへの影響は少ないのですが、全く影響がないわけではありません。
下顎の前歯に隙間が出来たり、噛み合わせが受け口になったりします。舌小帯短縮症について|歯の豆知識|ポーラスター矯正歯科・小児歯科たまプラーザ (oms.jp)

舌小帯短縮症は歯並びにおいても影響を及ぼすとのこと。
また、上唇小帯短縮症もスキッ歯になる確率があがってしまうらしいです。

上唇小帯の付着異常と言われました。どういう状態のことでしょうか?治療は?

結局のところ、見た目って重要だと思うので、できるだけ歯並びが悪くなるリスクは取り除いてあげたいというのが親心。
将来、歯を矯正するとなったら莫大な費用と時間がかかることを考えても得策かと。

④舌小帯手術の失敗リスクは高くない(個人的意見)

「もし、万が一、舌小帯短縮症手術を失敗したらどーしよう!?」

舌をちょん切られて一生うまく喋れなくなったり、変なところを切って口裂け女みたいになってしまったら…

なんて想像をしてしまった私。

じっさい…生後間もない赤ちゃんであれば、舌小帯の手術は小さいハサミでちょんと膜を切るだけのカンタンな処置です。
(筋肉の部分はきらないとのこと)
麻酔も、手術前にゼリーを塗って終わり。しかも、傷跡を縫合するなんてことすら要りません!!

ああ、これなら失敗しようがないな…と最初の不安は払しょくされました。

そもそも昔は、助産師さんがやっていたとのこと。(手術ってレベルでなく、爪でちぎっていたなんて話も)

アメリカで専門的に舌小帯手術を行っている医師も、

 

では、手術のリスクは何か?ということで実際に医師から説明を受けたのは、

麻酔のアレルギー、感染症(傷の瘢痕化)、手術した場所の再癒着(再度くっついてしまうこと)
これらは手術後1時間程度病院にいたり、症状が出た時用の抗生物質を貰ったり、毎日4回の癒着防止マッサージなどすべての対策が準備されています。

だからといって100%リスクがないとは言いませんが、個人的には「このくらいなら全然安心!」とほっとしましたし、リスクよりもメリットの方が上回ると判断しました。

⑤成長するほど手術が大変になる

病院にもよりますが、1歳未満であれば麻酔ゼリーを塗って、日帰り手術(手術自体は5分、術後の休憩もいれてトータルで3時間程度)で済んでしまいます。

でも、1歳をこえての手術だと全身麻酔をする必要があります。
しかも入院も2泊3日となってしまいます。

ゼリーを塗るだけと全身麻酔ではリスクが全然違いますし、子供にとっても大きくなるほど精神的な負担が増えてしまいそうです。

⑥舌小帯短縮症の手術をせずに後悔している人が沢山いる

これはYouTubeのコメントなどからなのですが、「舌小帯のせいで舌ったらずになってしまった」「物心がつく前に手術して欲しかった」「手術をしたくても入院などをする時間がない」などの内容を見かけました。

大人になってから舌小帯短縮症の手術をしたからといって、何十年も舌ったらずの状態がいきなりスラスラと喋れるとは思えないし、歯並びだって矯正しないと治らないはずです。

Q:舌小帯短縮症だと思うのですが切除すれば大人でも滑舌が良くなりますか?
A:手術をして舌の可動範囲は広がっても発音の仕方などは小児期で獲得されているのであまり変わらないことが多いようです。”
医療法人誠志会 赤嶺歯科クリニック

 

となると、人生を損したなと思う方がいるのも当然です。

 

■【舌小帯・上唇小帯の手術】否定派Dr・推奨派Drの意見はどのように対立しているの??

 

■手術否定派の意見は?

とりあえず、小児科医などが手術不要だといっている理由についてまとめてみると

①舌小帯が哺乳障害・乳幼児突然死症候群に影響するという根拠はない(2001年の報告)
②成長とともに舌小帯は伸びて改善する可能性もある(発語障害が見受けられても5歳まではトレーニングをして、ダメなら手術をすればよい)
③傷跡(瘢痕化)になってしまうかもしれない
④低年齢の手術は子供の体に大きな負担

子どもと口の健康情報|東京医科歯科大学小児歯科学分野 (pediatric-dentistry-tmdu.jp)
舌小帯短縮症に対する手術的治療に関する現状調査とその結果|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY (jpeds.or.jp)
Ⅱ. 現在における舌小帯短縮症の考え方と対応 | 国立大学法人 東京医科歯科大学 (tmd.ac.jp)

「哺乳障害改善の”データ”はないし、成長とともに治るかもだし、急いで手術する必要ないでしょ?」みたいな感じでしょうか?
つまり、
”手術のメリットはないうえ、リスクあるから見送るべき”ということ。

 

■手術推奨派の意見は?

それに対する、手術を推奨しているDrの意見をまとめると…

①近年のWHO、アメリカの小児学会にて舌小帯は哺乳障害に影響するとされている(海外の論文多数あり)
②調査によると生後1年で舌小帯は変化しない(1歳以降の手術は全身麻酔必須。しかも、3歳以降の手術だと1年くらい言語聴覚士による矯正訓練が必要になる)
③瘢痕化や再癒着の対策として、術後は自宅にて舌を持ち上げるストレッチ+外来フォローで再癒着を認めた場合は指による剥離(術後リスクにはそれぞれ対処方法)
④1歳以下であれば身体的・精神的負担が少ない方法で手術できる

舌小帯短縮症|ドクターコラム|新百合ヶ丘総合病院 (shinyuri-hospital.com)

「哺乳障害改善しないというのは昔の話。欧米では普通に行われているし、実際に手術で多くが改善している。やるなら早い方が簡単な処置で済む」という感じです。
つまり、
”手術のメリットはあり、早いうちにやるほどリスクも低い”ということ。

■個人的な見解は、手術はメリット>リスクだと思う…

以下、個人的な感想として書いていきます。

論点①舌小帯は哺乳障害に影響するかどうか?

1985年 日本小児科学会「一部に舌小帯を不必要に切断していることは、むしろ有害
2001年 日本小児科学会「舌小帯短縮症と哺乳には関連がない。手術を必要とする舌小帯はまれ」
2000年代 欧米「舌小帯切開術は哺乳障害を改善する可能性がある。」という研究論文を多数発表
2009年 WHO「舌小帯短縮症が哺乳障害の原因になっている場合には、舌小帯切開を行う医療機関に患児を紹介する必要がある。」
2017年 米国小児科学会「舌小帯や上唇小帯の切開は吸啜(きゅうてつ)、授乳、哺乳量を改善する可能性がある。地域の母乳栄養相談員や小児科医が必要と判断したら、切開の経験をもつ医師に迅速に紹介すべきである。」
2018年 日本歯科医学会「歯科医は舌小帯の異常をチェックすべき~中略~哺乳障害、摂食障害、発音障害がある場合は、切除術を行う

 

一応、まとめると、
日本小児科学会=舌小帯手術で哺乳を改善しない(非推奨)
WHO、米国小児学会、日本歯科医学会=舌小帯手術で哺乳改善する可能性あり(推奨)

という感じになっています。

ちなみに、小児科学会が手術のメリットはない!=「舌小帯切開が母乳栄養や吸啜運動を促進する効果は認められないとその必要性を否定している」(2001年報告より)といっているのは、 根津八紘.舌小帯短縮症.周産期医学 1990;20:63. と、 飯塚忠史、佐々木美津代、大石 興.舌小帯と母乳哺育―病院をベースにした前方視的検討―.小児保健研究 1999;58:665. を根拠に言っているのですが、2,30年以上前の論文なんですよね…

それ以降のWHO、米国小児学会、日本歯科医学会が次々と舌小帯手術が哺乳改善の可能性ありとの立場を明確にしています。

アメリカの研究論文でも

舌ネクタイ/リップネクタイの外科的解放は、母体および乳児の母乳育児アウトカム指標の有意な平均改善をもたらす。改善は早期(術後1週間)に起こり、術後1か月で改善を続けます。

舌ネクタイと口唇の解放後の母乳育児の改善:前向きコホート研究(2017年)

※Google翻訳で変な日本語なんですが、簡単に言うと、「舌小帯短縮症の手術後、1週間~1カ月後には母乳を吸えるように改善されました。」ってこと

 

実際のところどーなんだろう??

という疑問を持ち調べてみたところ、

国内で舌小帯手術(+上唇小帯手術のケース含む)を行い、哺乳障害が改善されたというデータが公開されていました!!

 

まず、1つ目ですが、2019年7月から2020年12月の哺乳障害がある乳児150例の症状改善率です。

術後1か月の時点で症状の改善率は哺乳障害98%、乳頭痛85%、乳腺トラブル77%、体重増加不良は56%でした。母親の満足度は3(どちらとも言えない)1人、4(満足)35人、5(とても満足)114人と、手術を受けた患者さんの99%が手術結果に満足していただけました。哺乳障害がある乳児の舌小帯短縮症に対して舌小帯切開、上唇小帯切開はどれくらい効果があるか? : お子さんの舌小帯短縮症でお悩みの方へ (exblog.jp)

 

で、こちらが、2015年~2019年までの哺乳障害がある乳児343例の症状改善率

手術 1 か月後の未評価を除いた症状改善率は,哺乳不良が 295 例中 273 例 92.5%,乳頭痛が 142 例中 115 例80.9%,体重増加不良 21 例中 13 例 61.9%,摂食・嚥下
不良 5 例中 5 例 100%であった。ja (jst.go.jp)

どちらも同一の先生のデータですが、2015年~2020年までの493例で、9割以上の赤ちゃんの哺乳不良が改善していて、ほとんどのお母さんが手術してよかったと思っているというデータは非常に心強いと思っています。

もし、残りの1割になって、哺乳障害が改善しなかったとしても、発語障害や歯並びの悪化が避けられれば手術を受ける価値は十分あるかと私は思います。

ちなみに、上の先生いわく

「舌小帯短縮症は哺乳障害とは関係がない」25とされた原因の1つには、従来、哺乳に上唇小帯短縮症の関与があまり重視されていなかった点が考えられる。https://tonguetie.exblog.jp/27977000/

以前は、
舌小帯だけを手術する⇒上唇の巻き込みは治らない⇒哺乳が改善しない
というケースが多かったみたいなんですが、上唇小帯短縮も同時に手術することで多数改善したみたいです。

 

論点②舌小帯短縮が成長とともに改善するかどうか

詳しいデータは見つかりませんでしたが、多くの子供は成長とともに改善するのかもしれません。

でも、”自分の子”の舌小帯が成長して改善するかどうかは誰も分かりません…

なので、”たとえば”の話ですが、
「100人中、99人は成長とともに改善するから大丈夫」と言われたとします。

楽観的に考えれば、99人大丈夫なら自分の子に当たるわけないだろうと思うかもしれません。
でも、もし成長とともに改善しなかった1人に当たってしまったら、

・成長してからの手術は全身麻酔が必要
・舌足らずを改善させるのに1年~数年リハビリに通う
・歯並びが悪化するかもしれない(歯科矯正?)
・ある程度の年齢からだと発音は改善しないことも(後述:芸能人の舌小帯手術)

 

言語療法の費用 3割負担の方  3単位(1時間) 2,420円
2割負担の方(未就学児) 1,690円
各種医療券(乳幼児・障害児・母子)も適用となります
訓練時 診察をされたり、知能検査・聴力検査などを行った場合は負担額が追加となります。
出典:http://www.tuji3387.com/gengo2.html

 

つまり、成長を待って手術を見送るのもリスクがあるってことです。

 

論点③舌小帯手術失敗によるリスクなどについて

手術した後に、切った部分が再度くっつく(再癒着)というリスクがあるとのこと。
ただ、このケア方法は、○○○
この動画のとおり毎日口のなかを再癒着防止マッサージするということで解決できるとのこと。

また、2015年~2020年までの493例の舌小帯手術を行ったDrがいうには、

年間200件ほど手術している新百合ヶ丘総合病院の集計によると、再癒着率は全体の7~8%に見られるというが、「再癒着防止のため、指で舌を持ち上げる切開創のストレッチを保護者に行ってもらっています。術後1週間と1カ月の外来受診で癒着があるときは、指による剝離で治すことが可能です」https://news.yahoo.co.jp/articles/be4000b4eb136c58f0ae40ae6eaa113298ef5ee4?page=2

術後1か月まではフォローしているが「瘢痕化によってかえって事態を悪くした」症例を経験していない。https://tonguetie.exblog.jp/27977000/

とのこと。

他にも麻酔のアレルギーや膿んで傷跡になってしまうというリスクは0ではないですが、すべて対策があるとのことなので、経験豊富な医療機関で行えば、比較的安心できると私は思いました。(病院でそのあたりはすべて説明してくれました。)

私が感じた”1歳以下”の子供を手術するうえで避けられないデメリットとしては、

・手術をすべきか非常に迷う(小児科学会が非推奨派なので、情報が限られている)
・手術中に拘束されながら泣くのがちょっとかわいそう(実際は痛みを感じないそうですが…)
・病院に最低4回は通院する必要がある(診断+手術+術後診察+最終診察)

 

 

④低年齢での手術は負担なのか?について

1歳以下 1歳以降
麻酔 局所麻酔のみ(ゼリーをぬるだけ) 全身麻酔
入院 日帰り手術 2~3日入院が必要
縫合 不要 不要or必要
リハビリ 不要 言語聴覚士のリハビリ(3歳以降)

参考文献 伊藤泰雄:舌小帯の切離は発音を改善するか.小児外科 47巻10号:1001-1004頁、2015年

低年齢の手術は負担とのことですが、私は1歳以降に全身麻酔で手術するほうが負担な気がしました…

実際に、手術を受けた息子(2カ月)はたしかに泣きわめきましたが、その後はすぐにいつもの量のミルクを飲み干しました。

ショックで便秘になったりとかもなく、普通に快便でした(笑)

あえて言うなら、その日はいつもよりも多少寝ている時間が長くなった気がした程度でした。

まだ、自我が芽生えてない?のでトラウマは一切ないという感じです。

 

これが、1歳以降だと年齢によっては、手術、麻酔のダメージや入院でいつもと環境が違ったりすることがストレスなど意識がある分、恐怖や精神的負担は大きいのでは?と想像します。

そもそも、全身麻酔じたいが結構リスク高いですし…

 

手術を受けるリスクと手術を見送るリスクはどっちが大きい?

 

で、手術すべきかどうかですが…

個人的にはわが子には手術を受けさせるという決断をし、実際に手術を受けさせました。

もちろん、どんなカンタンな手術にもリスクは0ではないです。

でも、手術を見送るリスクがあるのも無視できない現実です。

 

私個人としては、手術しないでそのまんま直母できないことや、将来舌足らずになって、歯並びも悪くなってしまうかもしれないことの方が、手術のリスクよりずっと怖いな~って思ったんです。

手術を受けるリスク 手術を見送るリスク
傷口の再癒着(マッサージで予防+指で剥離可) 哺乳障害(舌が不自由で口がめくれない)
瘢痕化(抗生物質にて事前対処) 発語障害(舌足らず、成長すると治らないケースも)
麻酔アレルギー(術後に院内待機にて対処) 歯並びの悪化(スキッ歯や受け口)
不必要かもしれない手術(成長で改善するかどうかは誰も分からない…) 1歳以降だと全身麻酔+入院(痛みなど精神的負担)

 

手術を受けるメリット 手術を避けるメリット
母乳育児ができるようになり、乳頭痛が無くなる可能性がある。発語障害と歯並び悪化などの不安におびえずに精神的に楽になる。 手術による傷口再癒着と瘢痕化を心配する必要がない。そのうえ、成長で自然に改善されればラッキー。

 

あとは、価値観の問題だと思います。

私のリスクの感じ方と、あなたのリスクの感じかかたが全然違うってことは大いにあり得ます!(笑)

夫婦間でもそーだと思います。

なので、どの決断がお子様にとってベストなのか、ご家族でよ~く考えてみることをオススメします!!

 

 

舌小帯短縮症の手術を受けた芸能人について

 

・土屋太鳳さん

 

この投稿をInstagramで見る

 

土屋太鳳(@taotsuchiya_official)がシェアした投稿

私は小さい頃、はっきり言葉を発音することが出来ませんでした。
声が低くて枯れてたっていうのもあるんですけど、発音がハッキリ出来なくて、
おしゃべりは好きだけど、人前で話すことは苦手でした。…中略…練習してもしても、「~です。」が、「~れす。」になってしまったり…。新しい舌! | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba (ameblo.jp)

 

・コカドケンタロウさん

「以前よりかなりしゃべりやすくなった」「ただ、今まで言えてたラリルレロが言えなくなった」土屋太鳳、ロッチのコカドも…舌を切る「滑舌改善の手術」とは? | 女子SPA! (joshi-spa.jp)

・元AKB増田有華さん

麻酔したらあっという間で痛みゼロ。
ですが…
いままでよりも舌が長くなって口の中で弄ばれてる感がどうしても気持ち悪くて笑笑

異物感ハンパないし、はじめましてこんにちは。って感じです。
はやく、新入りの舌に慣れたいと思います。ごめんなさい…。 | 増田有華オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

・菊地亜美さん

先日の芸能イベントで「舌小帯短縮症」のため、舌小帯の切除手術を受けていた菊地は、現状について「全然、変わってない」と嘆き、「あまり変わらなかったら、もう1回くらい(舌を)切りたい」と再手術を望んでいた。菊地亜美、滑舌変わらず再手術検討「もう1回切りたい」 | ORICON NEWS

 

 

これらの芸能人の方々が舌小帯短縮症の手術を受けた芸能人の方々です。

みんな活舌の悪さで悩み、仕事のために手術を決断したようですが…

手術によって発語が良くなった人もいれば、あまり変わらなかったという方も。

 

やっぱり、長期にわたって舌足らずの状態で会話していたら、そういう癖がついてしまいそうですよね…

ちなみに、コカドさんは…

さらに、サ行とハ行の滑舌を良くするには、矯正と整形手術で2年かけてアゴの骨格と歯並びの改善を勧められたが、番組内ではそこまでの決断には至らなかった。ロッチ・コカド、舌の手術で滑舌やや改善? | ORICON NEWS

とのこと。

舌小帯短縮症⇒歯並びが悪くなる⇒口内の筋肉の発達に独特の癖 という流れの場合には単純に舌が自由になっても、歯とかの問題も残っているので完全解決には相当の時間が掛かりそう…

 

 

もちろん、舌足らず=悪とは言い切れず、

山瀬まみさん、山口もえさん、スザンヌさんなど、そのしゃべり方がとっても魅力的といわれている方もいます。

そして、欅坂46の平手友理奈さんは舌小帯短縮症でおなじみのハート舌がチャームポイントとして、可愛いという意見も。

価値観は人それぞれだと思いますが、個人的にはやっぱりわが子には早めの処置をしてあげたいなと思いました。

下記は土屋太鳳さんのブログなんですが…

”私は小さい頃、はっきり言葉を発音することが出来ませんでした。
声が低くて枯れてたっていうのもあるんですけど、発音がハッキリ出来なくて、
おしゃべりは好きだけど、人前で話すことは苦手でした。…中略…練習してもしても、「~です。」が、「~れす。」になってしまったり…。”

小学校5年生の時のオーディションの時の話ですが、やっぱり努力だけでは乗り越えられなかったようです。

別にわが子に芸能関係や人前で話す仕事に進んで欲しいなんて1%も思ってないですが、人とコミュニケーションをとるうえで発音って重要ですし、何度も聞き返されるとだんだん人と話をするのに苦手意識が出たりして、無意識に人を避けてしまうように…なんてことも考えられます。

人格を形成するうえでも重要な幼少期~に、成長とともに舌小帯が伸びるのを期待して待つというのは、私にはできないと思ったんです。

 

舌小帯(上唇小帯)短縮症の受診・手術が受けられるレアな病院まとめ!

ここまでお読みいただいたあなたの状況はきっと…

・0歳~1歳未満の乳幼児
・舌小帯(上唇小帯)の手術すべきかDrに相談したい
・小児科学会の方針と異なる病院を探している

 

でも!!

探してみると
積極的に舌小帯の手術をしている小児外科というのは”非常に”少ないんです。

診療項目に記載はしているものの、「小児科学会の報告に賛同し積極的な治療は行いません」と宣言しているクリニックも存在します。

そんな中で積極的に1歳以下の舌小帯の診察(舌小帯外来を含む)をしてくれそうな小児外科まとめると…

 

新百合ヶ丘総合病院 伊藤泰雄Dr(月曜午前・金曜午前)年間200例ほど 〒215-0026 神奈川県川崎市麻生区古沢都古255
太陽こども病院 伊藤泰雄Dr(木曜)手術件数不明 〒196‐0003 東京都昭島市松原町1-2-1
東京慈恵会医科大学付属病院母子医療センター 宮國憲昭Dr(水曜午後)手術件数不明 〒105-8471 東京都港区西新橋3-19-18
東京慈恵会医科大学付属第3病院 宮國憲昭Dr(第2・4木曜午後)※舌小帯外来ではないので、対応しているか要確認 〒201-8601 東京都狛江市和泉本町4-11-1
小森こどもクリニック 小森広嗣Dr(月・火・木・金) 〒185-0011 東京都国分寺市本多2-3-3
深谷耳鼻咽喉科クリニック 深谷和正Dr(月・火・水・金・土)2020年10例 〒355-0072 埼玉県東松山市石橋1816-9
川口市立医療センター  原田篤Dr(月・水午後・金午後)手術件数不明 〒333-0833 埼玉県川口市西新井宿180
国際医療福祉大学成田病院 担当医不明 2021年1例 千葉県成田市畑ケ田852
湘南藤沢徳洲会病院 〒251-0041 神奈川県藤沢市辻堂神台 1-5-1
せのお小児科医院 711-0921岡山県倉敷市児島駅前1-89

※2023年4月時点の情報です※慈恵の舌小帯外来は杉原哲郎Dr⇒宮國憲昭Drに

非常にカンタンな手術ではありますが、できれば専門的に舌小帯の手術をしているDrに見てもらいたいと思った方は、
新百合ヶ丘総合病院か太陽こども病院で診察している伊藤医師が最も有名なDrとなります。

 

 

ただし、問題なのは病院の予約がなかなか取りにくいということ。(病院によるかも)

私のように子供がオッパイを吸ってくれない⇒助産師やYouTubeで舌小帯の手術について知り、自分の子供が対象か知りたいor手術を受けさせたいと思っている親は沢山いるみたいなのですが、小児外科で積極的に処置してくれる病院が少なすぎるんです。

早めに連絡しないとかなり待つことになるかもしれません。

ちなみに、私が電話したある病院は最短の予約は2か月待ちでした。

そこから手術となると相当先になってしまうかも…と思い、諦めて他の病院に電話すると2週間待ちで、診察⇒1か月後に手術という流れでした。

もし、お子さんが1歳近い場合は、(病院によっては)予約のタイミングしだいで全身麻酔+入院となってしまうかもしれません。

診察を受けて舌小帯短縮と診断されても、考えた末に手術を受けないという判断もできるので、悩んでいるなら診察だけでも早めに予約を取ってしまうのが良いかもしれません。

 

我が子の舌小帯短縮症(上唇小帯)手術の体験談

■きっかけ
母乳を飲ませたくても、子供が乳首を加えるときにギャン泣きしてしまう。
⇒1カ月検診で助産師に相談したところ、”母乳育児専門の助産師”をオススメされる
⇒近所に母乳育児専門の助産師がいたので、訪ねてみると、舌小帯短縮症かもしれないと言われる
⇒舌小帯短縮症について情報収集する
⇒病院で診察してもらい、手術を決断する
⇒1か月後に手術
⇒診察してもらい治療終了

■実際の手術の流れは?

私がお願いした病院だと、
⇒(病院に電話)1か月後に診察の予約
⇒初回の診察で、舌小帯短縮症・上唇小帯短縮症の診断・その場で手術予約(一度かえって検討もアリ)
⇒1カ月後に手術
⇒1週間後に診察
⇒1カ月後に最終診察で治療終了

■手術の感想
こちらはこれから更新していきます。

■手術を受けて変化したこと
こちらはこれから更新していきます。

■診察・手術にかかった費用は?

1万円程度
(医療費助成はお住いの地域により異なるため、自治体のサイトにてご確認ください。ちなみに、最低でも2割の負担。)
※手術の時は、ミルク代がかかりますが、自分で用意すれば無料です。

経済的な負担としては病院までの交通費のみでした。

 

実際に手術を受けた人の体験談まとめ

こちらは、ネット上にあった実際に手術を受けた方の体験談を引用してまとめました。

是非とも参考にしてみてください。

1歳以下で手術を受けた体験談

うちの子も舌小帯短縮症だった。 3ヶ月の時に気がついて、近所の病院に行ったけど3歳になったら全身麻酔と言われた。 名前にさ行とた行があるので、しゃべり出してからじゃ遅いと思って県外の病院を調べて5ヶ月の時に部分麻酔で切開手術をしてもらった。 痛そうだし、術後すぐはこれでよかったのか悩んだりもした。 でも今は、あのとき手術を受けてよかったと思ってます。 べーってしたときの舌が外まで出るし、発音もキレイです。

子供のうちに手術を受けた体験談

うちは離乳食も授乳も順調だったけど、3歳児検診の時に指摘された。 発語が不明瞭だった為STに通い、改善が見られなかった為、5歳で大学病院で全身麻酔の手術。 舌が短い時の使い方で発語していたから、その後も10歳くらいまで月1でSTに通った。

 

地域の個人病院で出産したのですが,我が息子も授乳中に看護師さんに気付いていただき,生後3日ほどでチョキンと1センチほど切っていただきました。少し血がでましたが,すぐに止血し,授乳も再開できました。 あの時気づいていただいてよかったです。 小学校になってからの処置では歯科医院で麻酔後レーザーで焼き切った(結構たいへん)と友人の子で聞きました。

 

中1の時に英語の「L」の発音をするのに舌先がまったく口腔上側につかなくて親に相談して手術を決意。 それまではラ行の発音をする時は舌先ではなく舌の真ん中を上につけて発音していたので別に困ってもなかったし、英語だって当時は筆記重視でネイティブに違い発音なんて求められてはなかったんだけど、 気づいた耳鼻科の先生に指摘&説明されていたのもあって、自分で選択できたので感謝してる。

 

行ってきました!生後2ヶ月の子供は抱っこしたまま寝てる間にピッと切込みを入れて、本人は気づかず寝てました!赤ちゃんのうちは舌小帯はうすーく透けてて簡単になくなりました!痛みもなさそうでした。帰ってさっそく授乳してみると本人も驚いている感じでした!ミルクもうまく飲めなかったのがミルクもすんなり飲めるようになりました☆ここからどんだけのことが変わるのか楽しみにしています! ちなみに、先生たちには、聞いたことない、やった試しがない、習ってないと総じて言われました。でも頼んで紹介状を書いてもらって大きい病院でまた話し合い説得しあって、みてもらったら、いけそうだね!ということで、麻酔なしでピッとちぃーーさい切込みを抱っこひもの中で寝てる間に入れてもらったら、すぅーーっと切れていって血もほんの少し滲んだくらいで終わりました。いけたねー!これで飲めるようになったらいいねー!と言ってもらい、早速、まだ1回しか直母授乳とミルク授乳していませんが、違いを感じております!本人もグーした手を舐めまくっておしゃぶりを楽しめるようになりました!https://www.youtube.com/watch?v=L8EPldSvrJM

大人になってから手術を受けた体験談

重度ではないが私自身、舌小帯が短く成人後に歯科へ行った際に口腔外科に紹介状を書いてもらいました。
舌足らず、受け口で歯列矯正も数年受けました。
舌小帯が短いと成長過程での歯並びに影響が出る場合があります。
医師に指摘されたら手術が痛そうで辛いかもしれませんが子供の将来のために、まだ小さいうちに処置された方が良いかと思います。

 

大人になってから切りましたが 喋る能力が低下して苦労しています 早く切るべきですhttps://www.youtube.com/watch?v=L8EPldSvrJM

手術をしておけばよかったと後悔している人

私の子は逆に赤ちゃんのうちは動いてしまうから全身麻酔、小学生4〜6年生なら動かないでいられるから部分麻酔で切れると言われました。(大学病院で)病院によって違うのですね..
出来るなら赤ちゃんのうちに切ってあげたかったです。

ちなみに今上と下両方くっついています
上唇の筋が前歯と前歯の間に挟まっていて
歯並びに影響がでそうな感じです。(ご参考までに)

 

涙止まりません…生後1ヶ月半頃舌小帯なのか気になり、保健師さん訪問の時みてもらったら「これくらいなら様子みてもいい」と言われ、安心してました。うちの子も母乳育児がうまくいかず、ミルクよりの混合でした。結局ねばって9ヶ月の時おもいっきり噛まれて、それを気に母乳を泣く泣くやめました。 今1歳4ヶ月で、歯科医院で上唇小帯と舌小帯と言われました。そのうち切った方がいいと。 あの時歯科医院に行ってたら。 あの時手術してたら。 母乳飲めたのかな? ごめんね。ごめんね。 後悔です…気づいていたのに行動にうつせなかった。 手術悩みますよね! でも、このままだとスキッ歯や舌足らずになるかもしれません。と言われ、私が大きくなったときそれは嫌だと思い、息子にもそんな思いはさせたくないので、息子には頑張ってもらおうと思います😭 小さな体にメス?ハサミ?を入れるなんてかわいそうですが😭

手術をして後悔した人

ちなみに、
逆に、子供の舌小帯手術をして後悔した人っているのかな?と思いググってみましたが、そういった意見は見当たりませんでした。

大人になってから手術を受けた人で、手術を後悔した人の意見であと「手術をしたけど、発音はほとんど変わらなかった」「激痛でしばらくなにも食べられなかった」のような意見がありました。

手術すべきか迷ったら情報収集!!

絶対に目を通すべきもの

①小児科学会の方針【手術否定派の意見】
現在の日本の小児科医の基本方針について(所要時間3分)

舌小帯短縮症、正しい知識で早期治療 哺乳に支障、切開手術で改善【早期治療推進Drの記事】

国内で舌小帯短縮症の治療をしている数少ないDrの最新記事(所要時間4分)

舌小帯短縮症-「今は切らない」はもう昔の話【早期治療推進はDrの電子書籍】

同じDrが、海外の論文や治療方針などのエビデンスをもとに舌小帯短縮症・上唇小帯短縮症について解説している本。(所要時間1時間30分くらい)

舌小帯評価スコアや症状の写真などがあり、お子さまの「症状がどのレベルなのか?」という疑問を持つ方や、「遠方なんだけど、本当に診察をうけるべき?」のように悩んでいるという方は必見の1冊です!(製本はされておらず、amazonの電子書籍のみの限定販売)

例えは、私が思ったのは…

生後1年以降の舌小帯手術は負担が大きい=生後8か月くらいまでは舌小帯が伸びるのを期待して様子見をしてもいいのでは?

と思ったのですが、

2014年の海外論文で”舌小帯短縮症の新生児71名が生後6か月・1年後にどうだったかを調査した結果”が本で紹介されていました。

この結果をみて、私は待たない方がいいなと判断しました。

このようなネット上だけでは得られない貴重な情報があります。

そのほかは、舌小帯短縮症については情報があまりにも少なく、「他の医師が書いた本はないのかな?」なんて調べても1冊も見つからず…あとはネット上に海外の論文がある程度でした。

注意)舌癒着症と舌小帯癒着症は紛らわしい!興味ある方はこちら

そのほかに参考になったもの

YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=v_Zw7vS26qY(赤ちゃんの授乳がうまくできない!舌小帯短縮症手術の記録)
https://www.youtube.com/watch?v=L8EPldSvrJM(授乳トラブルの原因はママ側だけでは無い!赤ちゃんの舌小帯・上唇小帯のオペをされたお母さんのお話。)

22610020 研究成果報告書 (nii.ac.jp)

magazine_img6.pdf (aida-shika.com)

https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=17066&id=19543527(舌癒着症についてミクシー)

論文:小帯切除術 ―特に舌小帯と上唇小帯について―

論文:舌小帯早期切除施行症例における構音 機能障害

 

病院に行く前に準備しよう

思い立ったが吉日で、いきなり病院に行って医師に診察をしてもらうのもいいかもしれません。

でも病院の診察時間って限られていて、診察を受けた後に「○○について聞いておけばよかったな~」とモヤモヤして余計に迷よってしまうなんてことも…

しかも、日本では手術否定派が主流なんです…

日本人って、「みんなこうだよ!」にめちゃくちゃ弱い民族じゃないですか(笑)
だから、なぜ否定されているのか、それに対して肯定派はこういっていて、と自分の中で整理しておくのがオススメ。

で、聞きたいことは予めリスト化しておけばスッキリした気持ちで診察を終えることができると思います。

もしくは、考えた末にあえて手術はやめておくという決断をしたとしても後悔しないはず。

 

一応、この記事である程度まとめたつもりではいますが、正確なのはやっぱり原本です。
風邪とかネット上でいくらでも情報収集できるならいいですが、舌小帯はそうもいかないのでまずはご自身で情報収集をしてみたらいかがでしょうか?

 

■まとめ

今回私は、わが子に舌小帯・上唇小帯の手術を受けるという決断をしました。

おんなじ悩みを抱える方はたくさんいるかと思いますが、日本の小児科の方針が手術に積極的でないため、小児科医の「手術しなくていいよ」という一言だけでそーなのかなと納得する方も多いと思います。

ですが、もう一方で手術すべきだという小児外科の医師や、歯科医や、助産師がいて、海外でも手術が行われているのも確かな事実です。

なので、1つの意見だけで決めるのではなく、手術否定派の意見・肯定派の意見を比べて決断すべきなんじゃないかと個人的には思いました。

この決断が子供の人生にとって相当大きな決断になるかもしれません。

どちらの選択をしたとしてもよーく考えてからの決断の方が親として後悔しにくいはず。

迷っているなら、セカンドオピニオンとして、否定派の医師と推奨派の医師の両方に診察してもらって意見を貰ったっていいんです。

同じように迷っているご両親のお役に、すこしでも立ててたら嬉しいです。

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