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損益計算書の基本構造
一定期間(通常は一年)の経営成績(フロー)を表示したもの。
P/ L(プロフィット&ロスステイトメント)と現す。
アメリカではインカムステイトメントと(IS)というそうです!
損益計算書は、「売り上げから原価を引いて利益が分かるようにしたもの」です。
売上高ー売上原価=売上総利益(粗利益)
これは、企業の商品力や競争力を測る物差しです。
スタバとドトールの営業利益はトントン??
粗利益で見ると、スタバはだいたい75%、ドトールは55%です。
スタバは一杯500円なので、原価125円、375円は粗利となります。
ドトールは一杯300円なので、原価135円、165円が粗利です。
え、スタバってそんなに利益率高いの!?
確かに、スタバはショッピングセンターや駅など、とってもイイ所に店舗を持っていますね。
それだけ販管費と言われるコストもかかるようで、
色々と差し引いた営業利益でみると、実はドトールとトントンになってしまうそうなのです!!
売上原価の出し方
商品売買業(商社とか小売りとか)の売上原価(売ったものの仕入れ値)・・・ 期首商品棚卸高 + 当期仕入高 - 期末商品棚卸高
製造業の売上原価(ものを作るために掛かった原価)・・・ 期首製品棚卸高 + 当期製造原価 - 期末製品棚卸高
当期製造原価には、原材料費はもちろんのこと、労務費や、経費、減価償却費、製造にかかわる人件費なども含みます。
一般的に、製造業で重工系は、この原価もまあまあかかってしまうことから売上高から売上原価を引いた粗利の粗利率が低いことが多いですが、
製薬系は粗利率がとっても高いので、業界的にお給料がいいのも納得できるというわけです。
営業利益の出し方
- 売上高
- ー売上原価=売上総利益(粗利)
- ー販売費および一般管理費=営業利益(本業の収益力)
- ー営業外収益=経常利益
- ー特別損益=税引き前当期純利益
- ー法人税等=当期純利益
こんな感じです。